「変わりたい」という発言、一見、前向きに聞こえますが、本当にそうなのか?この表現を分解して、光が見える方向に「変わる」発言を考えます。
このページの内容は、声のブログとしてスタンドFMで配信しています。
「生まれ変わる」という表現があるように、「変わりたい」という発言は「脱皮」するようなフレッシュな未来像を想像させます。そして、それが良いイメージに結びつくかもしれません。
どんなふうに変わりたいの?
しかし、そうおっしゃる方に
「どんなふうに変わりたいのですか?」とたずねると
とにかく今の自分がイヤ、だから変わりたい。違う自分になりたい….と返って来ることがよくあります。
どんなところがイヤなの?
そこで、どんなところがイヤなのかをきくと
暗い性格、先の不安ばかり考える、努力が続かない、人づきあいもできない….と欠点と思っていらっしゃることが並べられます。
イヤな自分を分解すると…
暗いといってもず〜っとではないだろうし、
先行きに不安を全く考えないのは、誰にとっても難しいし、
人づきあいにしても、相手のタイプによって、上手くいく人・いかない人それぞれであるはずなのです。
しかし、気持ちが沈んでる時は、良い自分を思い出せず、自分丸ごとイヤになり「変わりたい!」という発言が飛び出しやすくなります。
そのような中でも、「変わりたい」内容を分解・分析していくと、全てを変える必要はないことがほとんどです。
例えば、
暗いというなら、明るく考えるにはどうすれば良いかを話し合ったり、
不安を感じるのは人として当然と考え、不安事項への対策を考えることで心配をサイズダウンさせたり
人づきあいにしても、みんなと仲良くならなければという考えを持つ人は、それ自体が自分を苦しめていることを知ったりする。そうして苦手な人と仲良くなろうとする必要はなく、自分に合う人を見つける術を身につけた方が早いのかも、という考えに辿りついたりする
・・・など、思考の幅が広がると、気持ちにも変化が起こりやすいです。
変わりたいが、その理解は曖昧
上記のように変わりたい内容が、実は曖昧なことが多いです。
自分丸ごとイヤになっている人は、まずは分解して考えてみる。一人で難しければ、信頼できる人に頼ったり、カウンセリングを活用するのも一つの手です。
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