36-1 願望実現を紙に書くと良い理由

「夢を叶える」というフレーズがブームになり久しくなりました。書店で見る本には「夢は頭に思い描くだけでなく、紙に書いてよく見える所に貼っておくと現実化しやすい」など諸説あるようです。
「紙に書く」ということを内在者理論で説明すると、理解しやすいです。
例えば
あなたは今の会社を辞め、起業しようという夢を持っているとします。

ヤル気満々の時のあなたは起業に必要な知識を身に付けるためセミナーなども精力的に受講します

しかし、現職場で何か失敗をしてしまうと途端に「ダメだぁ。こんな状態では独立してもウマくいきっこない」などと意気消沈してしまう。

こんなアップダウンを繰り返し、結局夢は現実化されることなく年を重ねることになる
・・・というようなパターンをたどる方もいるでしょう。
このように気持ちが折れないためにも思いを明記しておくことを思いつきます。
先のページで、あなたのこころにはいくつものキャラが存在するとお伝えしました。
まず、夢を書ける気分というのは比較的ポジティブな時のあなたです。
しかしせっかくポジティブなキャラの時書いた夢もネガティブなキャラ(意気消沈や優柔不断)たちが見るとどうなるでしょうか?⇒⇒達成には難しい夢だと判断するかもしれません。
そのようにならないためにも目的達成のためには心の本棚にファイリングされたキャラの意志統一を図っておくと賢明です。 紙に書くということは、ヤル気満々キャラ以外のキャラも「書かれた夢」をみることにより認識されることになります。
夢を持っているあなたは、まず、いくつものキャラの存在に気づき、認め、受け入れることから始めましょう。そのようなキャラがあるのだ…と認識するだけでもかわってくるものです。
明確な夢を持ち、夢実現の期日を決めたあとは、いかに多くのキャラに指示に従ってもらうかが目的達成の鍵を握っています。これからは、思い描くステキな未来を実現させるために慣れ親しんだキャラを知って協力体制をとる(明記する)という手段も使ってみましょう。
参照:「困った心の出口が見える」 著・吉家重夫

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