気づき

気づきというのは、無意識レベルで行われていることを、意識レベルに認識することを言います。
もしそれが出来ないでいると、無意識レベルで終わってしまい、言動の上で変化があらわれにくいです。
人は歳を重ねた分、いろんなことが習慣となり、意識なくできることが増えます。例えば、歯磨きなど毎日繰り返すことで食事の後は大した努力もなく行います。
心も同じように、何度も繰り返すことで意識なくしてしまっている「心のクセ」があります。
人生を豊かにするクセ(習慣)なら続けた方が良いのですが、そうでないなら、場合によっては「気づき」を得ることで人生が180度変わってしまうようなステキな転機が訪れることもあります。

■気づきが得られると…

【心の習慣 1 】人間関係は波風立てないでいることで良い関係が築ける
    
【ある瞬間】言い合いをしてケンカをしているように見えた2人が、その後とても仲良くなり協力的にプロジェクトを遂行しているのを知った
    
【気づき】自分の思いを抑え、穏やかそうにみせていることが良い人間関係をつくるわけではない。分かり合おうという姿勢で、思いを適度に出すことができればいいのかも。
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【心の習慣 2 】貯金し、欲しいものはひたすら我慢し、節約に努めるのが当然。
    
【ある瞬間】お金持ちではないけれど、本当にやりたいこと、本当に欲しいものにお金を使う幸せそうな人を見つけた時
    
【気づき】貯め込むばかりではなく、有効な使い方をすることで有意義な時間を得られる。お金を持っているだけが幸せではない。
人から教えられるのではなく、ふとした瞬間に得られる「そうだったのかぁ~」という発見のようなものが“気づき”につながります。
一瞬に得られるものもあれば長期間かかるものもあるでしょう。
どちらにしろ今までにはない視点から、もの事を捉えた時に得られるハッとするような“気づき”は人生を広げてくれます。
喜びもあれば、今までの自分の間違いを認識しショックを受けることもあります。心の習慣は繰り返すことで身に付いた“透明な信念”“無意識のこだわり”“色メガネ”とも呼ばれます。「こうあるべきだ!」「こうでなくてはならない!」と無意識に刻み込まれている心の持ち方です。
これらを一つずつ改めていくことで生きていくのがずいぶんラクになります。
“気づき”は、本を読んでいる時、散歩をしている時、だれかと話している時など、ふとひっかかった言葉、感情などがもたらしてくれます。
人生を広げていきたい…という姿勢を持ち、気づきが促される環境(人との交流)を心がけることで気づきが訪れる機会も増えていきます。

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